高血圧でも加圧トレーニングできるの?その効果とは?

放置しておくと命を危険にさらす生活習慣病。その中でも年齢を重ねると薬に頼ることが多い高血圧は、若い年齢でもなるので食生活やストレス過多の生活を見直す必要があります。血圧を安定させるのに有効なのは有酸素運動ですが、体の状態にもより、毎日続けないと効果がありません。そこで週に数回、無理なく運動量が望める加圧トレーニングをおすすめします。高血圧が続くと考えられるリスクや、加圧トレーニングの効果や行う際の注意点をまとめました。

そもそも高血圧はどんな状態?危険性とは

健康診断で塩分や糖質、食生活そのものを見直すようにアドバイスされたら生活習慣病という言葉が頭に浮かぶのではないでしょうか。その中の一つ、高血圧は血液の流れで血管壁にかかる圧力が慢性的に高い状態のことを言います。心臓が血液を送り出す「上の血圧」が130mmHg以上、体全体を巡った血液が戻る「下の血圧」が80mmHg以上の数値が目安とされています。食生活の乱れ、ストレスや睡眠不足、喫煙などが原因のもの、遺伝的な体質でなりやすい人がいます。

高血圧には「本態性」と「二次性」の2種類があるとされています。本態性の原因は、先に書いた生活習慣の乱れなど複数の要因がいくつも重なって起こるもので、原因が一つに特定できません。二次性は、薬を服用しているために副作用として起こるものや、ホルモン異常やほかの病気が原因で、出どころがはっきりしているものをいいます。

血圧が高い状態が長く続くと、動脈硬化など様々な疾患を招きます。血栓が脳の血管に詰まることで起こる脳梗塞、冠動脈内に血栓が詰まり心筋の一部が壊死してしまう心筋梗塞、冠動脈の血液の流れが悪くなることで起こる狭心症、手足の動脈が詰まるとしびれや冷えが起こり、筋肉の痛みなどがある閉塞性動脈硬化症、慢性の腎臓病など命に係わる疾患が並びます。

これらの疾患を予防するためにも、日ごろから食生活の見直しや適度な運動を取り入れることが大切なのです。短時間で無理なく体を動かせて効果が望める、高齢の方にもおすすめしたいのが加圧トレーニングです。血管や心臓などの持病がある人には向いていませんが、血圧が高めでも医師の診断で許可があれば加圧トレーニングで体質改善が期待できます。血圧が高いのに加圧して大丈夫?心配する人が多いと思います。このトレーニングにはどんな効果が期待できるのか見ていきましょう。

加圧トレーニングで高血圧を改善?

まずはじめに、高血圧や血管、心臓に持病や疑いがあり、加圧トレーニングが向いていないと医師の診断があった場合は控えてください。ほかの人の効果や評価を鵜呑みにせず、医師の診断に従いましょう。

加圧トレーニングで血圧が安定するって本当でしょうか。腕や脚に加圧ベルトを巻き付けて血流を減少させ、心拍数を短時間で上げることで倍の運動量が得られるトレーニングです。血圧を下げるには精神面や自律神経の安定などいろんな要素がありますが、ほとんどが投薬に頼っています。加圧で血流を制限したものを開放すると、体の隅々まで血液が流れようとします。血流を操作するのを繰り返すと血管に弾力をもたせ、しなやかに鍛えられます。

トレーニングを行うと薬に頼らなくても長期にわたり継続的に血管が拡張された結果、血圧が下がり安定するのです。週に1、2回、約2か月ほどで数値が変わってくるそうです。細胞が活性化され代謝が向上すると血圧も安定します。血管の若返りともいわれ、体質改善につながるのです。

効果には個人差があるものの、血流が改善されて肩こりや腰痛が軽くなったり基礎体力がついたことで疲れにくいなど、続けるとよい結果がついてくるようです。現在の高血圧の主な治療法は食事療法と投薬です。重篤でなければトレーニングで数値を下げることができます。できるかどうか気になる人は、自己判断せず医師に相談してみましょう。

高血圧のチェックポイント!該当する人は注意しよう

加圧トレーニングを始める際に注意したいポイントを調べました。どの運動もおすすめできないのが、重症の高血圧の人、心臓に疾患がある人、合併症がある人です。もともと持病がある人はどの程度までのトレーニングが可能なのかを医師に確かめましょう。ほかの疾患で血圧が高くなっている人も同様、加圧トレーニングが可能かどうかを相談してください。

次に血圧が高くなくても、過去に血栓で治療を受けた人は要注意です。血栓で治療を受けたということは、血栓ができやすい体質でもあり、トレーニングを行うと血管内で血栓が剥がれて流されることがあります。健康診断等で医師から経過観察だと言われている人、予備軍の人は医師の指導の下にトレーニングを行いましょう。

高血圧になると普段の生活の中でトイレでのいきみやお風呂の温度差で起きるかもしれない、脳梗塞や心筋梗塞を心配します。急激な血圧の上昇では失神することもあり、ときに命に係わるのです。血圧を安定させて、生活習慣病を予防するためには有酸素運動が効果的です。重篤になってしまってからでは、投薬以外に手の打ちようがなくなることも考えられます。できる範囲で無理をしない運動と生活習慣を同時に見直すことが血圧を下げるコツでもあり、トレーニングの効果を最大にするポイントでもあるのです。

まとめ

生活習慣病や血圧が気になる人は加圧トレーニングがおすすめです。加圧すると血管がしなやかに鍛えられるだけではなく、血流を加減することで血管が拡張し血圧が下がります。これを繰り返し体の隅々に血液を巡らせ、代謝が上がると血圧が安定します。代謝の向上で細胞が活性化し若さを維持することにもつながります。

高血圧の予備軍で加圧トレーニングを考えている人は、医師と相談のうえ体に負担をかけない範囲で行います。高血圧で重篤な合併症がある人や心臓に持病がある人は避けるようにしましょう。血圧には個人差があり、効果も人それぞれです。周囲の効果や評価などは参考程度に、無理のない範囲で取り組みましょう。