筋トレでめまいが起こる可能性も?加圧トレーニングの注意点

筋肉を効率的に鍛えられる加圧トレーニング。筋トレが苦手だという人でも短時間で効果が現れるので、筋肉をつけたい人も、ダイエットしたい人にもおススメのトレーニング方法です。

一方で、血管を圧迫するという、特徴的なその方法からも分かるように、安全面を考慮しなければならないトレーニングとも言えます。加圧トレーニングで引き起こされる危険性を始め、筋トレを行う際の注意点も含め情報をまとめました。

加圧トレーニングを始める際に知っておきたい事

加圧トレーニングは様々なメリットをもたらしてくれる効果的なトレーニング方法です。通常のトレーニング以上に成長ホルモンを分泌させ、筋肉や骨を増強させるばかりでなく、肌のハリやツヤを高め、回復力を早めてくれるなど健康的に鍛えるには最適のトレーニングと言えるでしょう。しかし一方で、血流を制御する方法からも想像されるように、注意しなければ最悪、体に弊害を及ぼす可能性もある、危険を伴うトレーニングとも言えます。

例えば、トレーニング中にめまいや吐き気、頭痛や痺れなどの症状が出る他、血管に負荷をかける事で、心筋梗塞や脳梗塞、血栓といった病気のリスクも意識しなければなりません。特に頭痛は、運動によって血管が広がる事が原因と言われ、発症すればトレーニング中にかけて痛みが伴いますし、トレーニング後に発症する場合もあります。通常であれば体を休めさえすれば徐々に回復していきますが、稀に脳梗塞などの危険な症状が隠れている場合もあります。
少しでも痛みに違和感を覚える、痛みがひかないなどの症状が出れば、直ぐに病院で診察を受けましょう。

他、病気ではないですが、普段使われていない毛細血管にも血が巡り、その結果毛細血管が切れてしまうという点状出血と呼ばれる現象も起こり得ます。これは数日経てば自然に元通りになりますが、見た目にも少し不気味に映るので、トレーニング自体を嫌厭してしまう人も多いようです。

また、どんな人でもトレーニング参加可能というわけではありません。心臓疾患や急性疾患がある人、骨折や骨粗鬆症などの症状がある人や、高血圧の人、妊娠中や生理中の人などは控えるべきです。

このように、加圧トレーニングは一歩間違えると危険が及ぶ可能性もあるので、専門トレーナーの指導の下でトレーニングを行う必要があります。トレーナーは加圧ベルトを、その人それぞれに合わせた調整を行います。血管や健康状態を考えて、加圧具合や時間配分も考えていきますし、何か異変が起こった場合にも対処します。なので自己流で適当にトレーニングするというのは大変危険ですし、おススメ出来ません。

鍛え過ぎには注意!筋トレでの注意点

加圧トレーニング以外に、通常の筋トレを行うにあたっても、注意しなければならない点はいくつか存在します。

例えば、トレーニングをすればする程筋力がアップしていくと考えている人が多いかもしれませんが、筋力はトレーニング量に確実に比例して増強していくというわけではありません。そもそも筋肉が増強していくのは、トレーニングで傷ついた筋肉を修復していく過程において起こります。つまり、筋トレは傷ついた筋肉を修復する為の休息期間が必要だという事です。通常筋肉は、トレーニング後48時間から72時間かけて修復されていきます。常に筋トレを行っているという人は、休息期間を設けずに筋肉に疲労が蓄積されている事が考えられます。慢性的な筋肉疲労が起これば、どれだけトレーニングしたとしても、筋肉は強く太くなりません。

また、トレーニングをし続けているとどうしても水分が体から出ていってしまう為、体内の水分が不足しがちです。水分が不足している状態は尿の状態にも現れ、通常の尿以上に濃い黄色であったり、または黒っぽい色であれば、それは水分不足に陥っている証拠です。トレーニング中はなるべくこまめに水分を摂取し、脱水症状に備えてください。

体を鍛えるのは健康にとって良い事ではありますが、水分不足が懸念される事からも分かるように、鍛え過ぎは体にあらゆる不調を引き起こす危険性があります。鍛え過ぎにならないように、休息期間をしっかりと取り入れる、バランスの良いトレーニングメニューを組み立てる事が大事です。筋肉は同じ負荷をかけていても次第に負荷に慣れてきてしまい、トレーニングの意味が失ってしまいますので、時には負荷をかける箇所や負荷レベルを変えてみて、刺激を与えてみるのも要領よく鍛えるコツです。

加圧トレーニングを安全に行う為に

加圧トレーニングを安全に行う為に、是非とも守って欲しい項目がいくつか存在します。血流を制御するという特徴的なトレーニングですので、通常のトレーニング以上に気をつけなければならない点は多く、注意が必要です。

まず、専門のトレーナーの下で指導を受ける事が大事。先にも紹介しましたが、加圧トレーニングのトレーナーは一般的なトレーナー以上に特化した知識を有しています。専門のジムで、尚且つ有資格者に指導を受けてください。近年のトレーニングブームにより、トレーナーの数自体も増えている傾向にあるのですが、それに比例して、トレーナーの質が低下している傾向にあると言われています。気になる方は、資格認定書の確認を申し出てみましょう。また、トレーニングは加圧の調整から始まり、個人の体調を考慮するなど、個人と相対しなければならないトレーニングですので、必ずマンツーマントレーニング制であるジムを選んでください。グループトレーニングや複数人を相手にしたトレーニングは、安全面上禁止されています。

トレーニング中にも注意が必要です。加圧は、必ず毎回トレーナーに調整して貰ってください。慣れているからといって、自分で適当に加圧の加減を調整するのは大変危険です。加圧ベルトを地肌に直接巻かない事や、長時間つけっぱなしにしないよう気をつけましょう。トレーナーの指示の下であれば、ベルトの使用方法を間違う事はないとは思いますが、万が一肌を傷つけてしまったり、何かしらの異変が現れる危険性があります。また、腕と脚を同時に加圧するのも体に負担がかかり過ぎるので危険です。心臓の負担を考えれば、腕の次に脚の順番でトレーニングしていく方が良いでしょう。

体調が悪い日や気分が乗らない日には無理はせず、トレーニングを控えてください。少し休んだ後で気分が良くなったとしても、その日はトレーニングしない方が安全です。

まとめ

加圧トレーニングは運動が苦手な人におススメのトレーニングです。女性や高齢者ばかりか、リハビリにも利用されるなど、短時間で大きな効果をもたらしてくれるありがたいトレーニング方法なのですが、やり方を一歩間違えれば、頭痛やめまい、貧血や吐き気といった症状が現れる危険性もあります。また、それらの症状に、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わるような病気が隠されている可能性だって否定出来ません。

少しでも気分が悪くなればトレーニングを中止し、医療機関を受診するよう心掛けてください。トレーニングを始める前に、リスク面についても把握しておきましょう。