加圧トレーニングで頭痛が起こる?治る?仕組みと効果について

加圧トレーニングを行っている最中に頭が痛くなった、という意見を聴きます。せっかく健康的な体を目指しているにも関わらず、トレーニングする度に体に不調が現れるなんて避けたいですよね。実は運動と頭の痛みには深い関係性が存在していたのです。どういった関係性なのでしょう。

痛みの種類やトレーニングで起こる痛み、また放っておくと危険な痛み方まで、様々な角度から頭痛についての情報をまとめました。

頭痛の種類と原因

定期的に頭に痛みを感じるという人の割合は、全国で3000万人にものぼるとされています。多くの人が抱える悩みの種である事が分かりますが、一方で対処法については今のところ痛み止めの服用以外に確実な方法が存在しないというのが現状のようです。長年痛みを抱えている人にとっては、自分で培ってきた対処法が存在するかもしれませんが、自分に起こりがちな頭痛の原因や特徴を把握しておくと、より効果的な対処法が見つかるかもしれません。頭痛はその特徴や原因によって大きく3つの種類に分けられます。まずは3つの種類の特徴を詳しく見ていきましょう。

偏頭痛

ふとした瞬間に血管が拡張する事で起こります。はっきりとした原因が分かってはいないようですが、チーズやワインなどの特定の食べ物を過剰に摂取するとなるケースもあります。寝不足や寝過ぎ、またストレスを溜め込みによっても起こり得ます。女性ホルモンが関係しているとも言われ、男性よりも女性に多く現れる特徴があります。片側の頭、特にこめかみから目の付近までずきずきと脈打つような痛みが走ります。(両側が痛む人もいます。)発症すると数時間で治まるケースもあれば、2、3日程度続くケースもあります。発症すれば静かで暗い場所に横になりましょう。痛む部分をアイスパックなどで冷やす事も効果的です。

緊張型

無理な姿勢の維持、パソコンなどの電子機器の使い過ぎ、ストレスの溜め込みによって起こるのが緊張型と呼ばれるタイプで、頭の痛みの大半がこのタイプだと考えられています。頭全体が締め付けられたように痛みますが、痛みの程度は人によって様々です。長時間痛みが続く事もありますし、慢性化するケースも多いのが特徴です。発症すれば、ストレスフリーとなる環境作りを心がけ、マッサージや半身浴などで温まりましょう。首や肩の筋肉の凝りをほぐすのも効果的です。

群発型

毎日のようにほぼ決まった時間に起こるのがこのタイプです。1年に1~2回、発症すれば大体1か月程度症状が続く事もあります。片方の目の奥が激しく痛み、涙や鼻水が出るなどの症状も現れます。はっきりとした原因は分かってはいませんが、アルコール類の摂取や、入浴によって起こる事もあります。女性よりも男性に多いのが特徴的です。

トレーニングで起こる頭痛と治る頭痛

運動すると急に頭が痛くなった経験ありませんか?または頭が痛くなった際に、運動をすると痛みが軽減された経験はないでしょうか。実は頭の痛みと運動には関係性があると言われているのです。

運動で起こるのは、トレーニングによって一時的に血圧が上昇する事が原因と言われています。血圧が上昇し血管が一気に拡張する事で神経に触れ、痛みが発動します。中でもウェイトリフティングや加圧トレーニングなど、重いおもりを持ち上げたり、血流に制限をかける激しい運動の途中でよく起こり、筋トレの妨げになってしまう事も。女性であればエクササイズなどの頭を低くする運動時に起こるケースが多いようです。

ウェイトリフティングであれエクササイズであれ、運動したくてもその都度頭が痛くなるようでは満足に運動出来ないですよね。これらの症状にある人は、トレーニング中は通常よりも負荷を軽くしてみるのが良いでしょう。例えばウェイトリフティングなら、普段の重さを100とすると、70から80%程度の重さにとどめてウェイトリフティングを行います。オーバートレーニングしないように注意して、様子をみてください。数か月続けてみて通常以下の負荷では発症しないようなら、徐々に重さを戻してみましょう。

反対に、運動を行う事で軽減される痛みもあります。例えば首や肩の周りをほぐしたり、体全体のストレッチをして柔軟な筋肉を持つ事で、緊張型の原因と言われる筋肉の凝りを軽減させられます。毎日数分間、肩や腕を回す事を心がけるだけでも違いが現れる筈です。また、運動は精神的な開放にも繋がります。

頭の痛みはストレスが原因であるケースも多く、リラックス出来る環境作りは重要事項の1つです。程度な運動で痛みを緩和させ、ストレスフリーな生活を心がけてみてください。

放っておくと危険!危ない頭痛の見分け方

頻繁に頭が痛くなるという人は、常に何かしらの病気に罹っているのではないかという不安があるものです。特に強い痛みを伴う場合は、恐ろしい病気の前触れではないかと心配になりますよね。しかし、その殆どが命には別条のない一時的な痛みなのです。例えば先に紹介した3つのタイプは、個人差はありますが周期的に発症し、時間が経てば徐々に治まっていくものばかりです。痛み方の程度が普段通りであるならば、あまり気にする事のない怖くない痛みと判断出来ます。大事なのは普段通りの痛みであるかどうかです。例えば、いつもとは違う痛み方をする場合、日増しに痛みが強まる場合、または発症する周期が早まった場合には、何かしらの病気が隠されている可能性もあります。このような場合は必ず頭痛の専門科へ受診し、医師の診断を仰ぐ必要があります。特に以下のような痛みが現れた場合には細心の注意を払いましょう。

くも膜下出血

脳動脈瘤と呼ばれる血管に出来た瘤が破裂して起こる病気です。意識が遠のく感覚や眩暈などを伴う場合もあり、突然の衝撃的な痛みに襲われる特徴があります。緊急を要する病気ですので、発症すればすぐに救急車を呼び病院で治療を受けなければなりません。放っておくと再出血を起こし、事態がより重症化する恐れがありますので一刻を争います。くも膜下出血が起こる前に、急に頭が痛くなる、目に違和感を覚える、めまいを覚えるなどの前兆症状が現れる事もありますが、これらの症状は数日経てば治まってしまうので、いつもと様子がおかしいと感じた段階で、病院へ受診しておく事が大事だと言えます。

脳腫瘍

くも膜下出血は急に激しい痛みに襲われますが、脳腫瘍の場合、痛みは数週間から数か月かけて徐々に強まっていくという特徴があります。起床時に痛みが強まる傾向にあり、時間が経つに連れ徐々に弱まります。腫瘍が大きくなっていくと、視神経の異常や手足のマヒ症状、言葉がうまく出ないなどの特徴的な症状が現れるのも病気のサインです。早い段階で手術や放射線治療などの適正な処置をすれば完治する事も可能です。

まとめ

頭痛持ちの人の中には、痛みに慣れてしまっている、なんて人もいるかもしれません。定期的に起こるので特に気にしていない、なんて人もいるかもしれませが、頭の痛みは注意していなければ恐ろしい病気が隠されている事も。特に普段とは違う痛みや症状、普段以上の頻度で起こるという場合は注意が必要です。病院へ行き、医師に相談してください。自分の頭痛はどのタイプのものかを知り、特徴や原因を把握しておけば、異常の際も気づきやすいかと思います。

こまめな運動やストレスを溜め込み過ぎない、健康的な生活を心がけ、痛みを緩和していけると良いですね。