加圧トレーニングで頭痛が起こりやすくなる!?トレーニングと頭痛の関係性

加圧トレーニングを行った人の中には、トレーニング後や最中に頭が痛くなったという人がいるようです。人によってはトレーニングで頭の痛みを引き起こす場合もあるのです。頭が痛くなりやすい人とはどのような人でしょうか。

頭痛とトレーニングの、切っても切り離せない関係性やその対処や予防策などをご紹介します。特に頭が直ぐに痛くなる体質の人は、トレーニングを始める前に必ず読んでおくべき情報ばかりですので、チェックしてください。

タイプ別頭痛が起こる原因について

頭の痛みは主に、片頭痛、筋緊張性型、群発型の3つのタイプに分かれます。タイプ別によって、原因や痛み方、対処の仕方もそれぞれ異なりますので、まずは3つの内のどのタイプに当てはまるか確認する必要があります。

1)片頭痛…片側の頭が痛むという特徴からこの名前が充てられていますが、人によっては片側だけでなく両側が痛むケースもあります。このタイプは何らかしらの原因で脳の血管が拡張し、血管の周囲にある三叉神経が刺激される事で痛みが発生します。神経の刺激は炎症物質を発生させ、更なる血管の拡張を促します。血管の拡張の主な原因として、ストレスからの解放や疲労、女性ホルモンなどの変動や空腹、光や音などの強い刺激、寝不足などが考えられます。ストレスからの解放は、日頃緊張によって血管が縮小されているものが、休日などでその緊張から解放された事を契機に血管が拡張し、痛みが始まるなんてケースももしばしばです。平日に仕事に追われている人が休日になると頭の痛みを訴えるケースも珍しくありません。痛みは数時間から数日程度続き、発症中は光や音、匂いなどに敏感になるのが特徴的で、頭を動かすと痛みが増幅します。

2)筋緊張性型…頭や肩、首の筋肉が緊張状態を続け、血流が悪くなる事が原因で引き起こされます。筋肉が緊張し血流が滞ると筋肉内に老廃異物が溜まり、周囲の神経が刺激されて痛みが引き起こされます。頭全体が締め付けられるように痛みますが、日常生活や仕事が手に付かなくなるというケースは稀です。日中はPC作業であったり、首や肩周りが凝りやすい人がなりやすく、精神や身体的ストレスが原因とも言われています。発症すると数時間から数か月程度痛みが続く事もあります。

3)群発型…群発タイプは一旦症状が現れると、月単位で一定期間に集中して起こるのが特徴的です。目の奥がえぐられるような痛みが起こり、動けられない痛みが伴う事も。また季節の変わり目などに起こるのもこのタイプの特徴です。主な原因としてはアルコールの摂取が挙げられ、その為女性に比べて男性に現れやすいという傾向があります。

トレーニングで起こる頭痛の原因とは

加圧トレーニングなどに代表される、トレーニングによって誘発される痛みもあります。エクササイズ型や運動時型と称されるタイプがこれなのですが、その発症はまさにトレーニング中やトレーニング後に起こるとされています。発症すると数分程度で治まる場合もあれば、トレーニング中ずっと痛みが続く場合もあり、普段からトレーニングする人にとっては厄介に感じるでしょう。このタイプに関しては原因がはっきりしているわけではありませんが、トレーニングを行う事で血流に影響を与え、血管が拡張する為に引き起こされるという見解もあれば、僧帽筋と呼ばれる肩回りの筋肉が張って、頭部の血流が滞る事で引き起こされるという見解もあります。普段からトレーニングを行っていない人であっても、背中を丸めていると僧帽筋や菱形筋、肩甲挙筋を緊張させ、血流が滞り痛みを誘発させかねません。環境や遺伝、照明が強すぎる、音や匂い、トレーニングをする運動の種類によって併発される場合もありますし、普段から頭が痛みやすいという性質を持っているかどうかによっても左右されます。痛みは脈打つような痛みで、吐き気を伴う場合もあります。

この手のタイプは激しいトレーニングの最中に起こるケースが多く、多くの場合トレーニングを中止すれば痛みは治まります。慣れてくるといつもの頭の痛みが起こっただけ、という認識になってきがちですが、しかし中には深刻な病気が隠されている可能性もありますので、注意が必要です。先に挙げたように、照明の具合や匂いや音などの組み合わせや、ある条件の下で発症する以外に、今までに感じなかった痛み、または条件から逸れた場合に起きた際は特に注意が必要です。他にも、日に増して痛みが強まっていく、吐き気が続く、意識が混濁する程の痛みが起こるなど、普段とは違う激しい痛みが伴う場合は脳震盪といった深刻な状況にある可能性もあります。

どのような頭の痛みも決して自己判断で終わらせず、適正な医師の判断を仰ぐ事が何よりも大事なのです。

頭痛が起こった時の対処法や予防法

トレーニング時に起こる頭痛は、多くの場合トレーニングを中止する事で症状が緩和されていきます。頭が痛みだせば器具を外し、無理をしない事が大事です。気分が悪くなれば光りや匂い、音の感じない場所で体を休めましょう。我慢しきれない場合は大きな病気が隠されているかもしれませんので、直ぐに医師の診断を仰いでください。

頭の痛みの予防策としては、急激な運動で血管を拡張させない為に、適正なウォームアップを行う、疲労回復の為の時間を自分本位で変更しない、日頃からの食生活を整える、睡眠不足や寝すぎなどに注意を払うなどの項目に注意を払ってください。血管拡張型に関して言うと、チョコレートやハム、チーズや赤ワイン、ヨーグルトなどは特に痛みを誘発しやすい食品とされています。過剰な摂取には特に気を付けておきたいところです。匂いや騒音、人込みなどもストレスの一因となります。日頃からストレスを溜め込み過ぎないようにしましょう。一方で、日本茶や紅茶、コーヒーといったカフェインを含んだ物は血管を縮小させる作用があるとされています。(ただし過剰摂取は反対に頭痛を引き起こしてしまう可能性もあります)痛み出して直ぐに飲むと、痛みが軽減される可能性もあります。

今回はトレーニングによって引き起こされる頭痛を取り上げて紹介していますが、同じ頭の痛みでもトレーニングによって緩和される症状も存在します。これは、トレーニングによって体温が高められて血流が促され、肩や首の凝りをほぐし、更に頭部の血流が促進される事が頭の痛みの緩和に繋がるようです。トレーニングを行う度に痛みがひどくなっているのか、もしくは痛みは徐々に和らいでいるのかを見極め、自分にとってトレーニングがどのような影響をもたらしてくれるのかを考える事が頭痛を根本から改善出来る一歩となります。

まとめ

頭痛は引き起こされる原因や痛み方によって、3つに分類されます。血管が拡張する事で引き起こされるタイプの場合、誘発する食品の摂取を控えて、寝だめや寝不足などといった、身体的、または精神的にストレスがかかる状態からなるべく避ける事が重要です。筋肉が凝り固まり、血流が滞る事で引き起こされる筋緊張性タイプは、長時間同じ姿勢でいる事が原因で引き起こされるケースが多いので、休憩をしっかりと取り、同じ姿勢で作業をしないように気を付けましょう。そして群発型はたばこやアルコールの摂取を控え、規則正しい生活を心がけてみてください。